【用語集】転職・キャリア・営業の専門用語まとめ|記事に出てくる言葉を解説

転職やキャリアの話には、いつのまにか当たり前のように使われている言葉がたくさんあります。「KPI」「無形商材」「市場価値」「粗利」——なんとなく分かるけれど、説明しろと言われると難しい。そんな言葉、ありませんか?

このページでは、RUHマガジンの記事に出てくる用語を分野別にまとめました。読んでいて引っかかった言葉があれば、ここに戻ってきてください。

📌 この記事のポイント

  • 転職活動・求人票・選考でよく出てくる言葉
  • 営業の仕事にまつわる言葉(商談・KPI・商材の種類など)
  • 市場価値やキャリアを語るときの言葉
  • 会社とお金にまつわる言葉(粗利・PL・SaaSなど)
  • 職種名と、その仕事の中身
目次

1. 転職活動の基本用語

  • 職務経歴書|これまでの職務内容と実績をまとめる書類。履歴書が「経歴の事実」を書くのに対し、こちらは「何ができるか」を伝える資料です。決まった様式はありません。
  • 転職理由・退職理由|退職理由は「なぜ辞めるのか」、転職理由は「なぜ次の仕事に行くのか」。面接で問われるのは主に後者です。
  • 志望動機|なぜその会社・その職種を選んだのかを説明するもの。転職理由と一貫していることが重要になります。
  • 書類選考|履歴書・職務経歴書だけで合否を判断する、選考の最初の関門。
  • 転職エージェント(人材紹介)|求職者と企業の間に立ち、求人紹介・選考調整・条件交渉などを行うサービス。企業側から報酬を受け取るため、求職者は無料で利用できるのが一般的です。
  • 求人媒体|リクナビNEXT、doda、Indeedなど、企業が求人情報を掲載するサービス。エージェント経由ではなく、自分で応募する形になります。
  • スカウト|企業や人材紹介会社から求職者へ直接届くオファー。登録した経歴を見て送られてきます。
  • 内定承諾|内定を受け入れる意思表示のこと。承諾率は、企業側が採用活動を評価する指標のひとつになります。
  • 未経験歓迎・未経験OK|その職種の経験がなくても応募できる、という意味。「誰でも採用される」という意味ではありません。
  • 必須条件・歓迎条件|求人票に書かれる応募要件。必須はできるだけ満たしたいもの、歓迎は満たしていなくても応募できるものです。
  • ポテンシャル採用|現時点の実績ではなく、今後の成長可能性を見込んで採用すること。20代の未経験転職では、この枠での採用が中心になります。

2. 入社後・働き方の用語

  • OJT|On the Job Training の略。実際の業務を通じて仕事を覚えていく育成方法。研修室ではなく現場で学ぶ形です。
  • 独り立ち|先輩の同行や確認なしで、一人で業務を回せるようになること。未経験転職では「独り立ちまでどれくらいか」が重要な確認事項になります。
  • 評価制度|何を達成すると評価され、給与や役職にどう反映されるかを定めた仕組み。成果で評価する会社、行動量も評価する会社などさまざまです。
  • 昇給・昇格|昇給は給与が上がること、昇格は役職や等級が上がること。この2つは必ずしも連動しません。
  • 年間休日|1年間の休日の合計日数。「土日祝休み」でも、会社によって年間休日数は変わります。
  • フレックスタイム制|始業・終業の時刻を、一定の範囲で自分で決められる働き方。
  • 有給取得率|付与された有給休暇のうち、実際に取得された割合。制度があることと使えることは別なので、確認しておきたい数字です。
  • 組織風土|その会社に根づいた価値観や雰囲気、コミュニケーションのしかた。求人票からは読み取りにくいため、面接で確かめる部分です。

3. 営業の仕事にまつわる用語

営業のスタイル

  • 新規開拓営業|まだ取引のない顧客を自分で見つけ、商談を作って受注につなげる営業。負荷は高いですが、その分キャリア上の武器になりやすい経験です。
  • ルート営業|すでに取引のある顧客を定期的に訪問し、関係を維持しながら提案やフォローを行う営業。既存営業とも呼ばれます。
  • 法人営業(BtoB)|企業を相手にする営業。決裁者が複数いて、検討期間が長くなる傾向があります。
  • 個人営業(BtoC)|個人のお客様を相手にする営業。意思決定が早い一方、単価は法人より小さいことが多い領域です。
  • エンタープライズ営業|大手企業を担当する営業。関係者が多く、意思決定プロセスが複雑なため、高度な提案力と調整力が求められます。
  • ソリューション営業|商品を説明して売るのではなく、顧客の課題を整理し、その解決策として提案する営業スタイル。
  • インサイドセールス|訪問せず、電話やメール、オンライン商談で顧客と接点を作る営業。外勤営業(フィールドセールス)と分業する体制が増えています。

扱うもの

  • 有形商材|機械、部品、食品、住宅など、形のある商品。現物を見せて説明できます。
  • 無形商材|ITサービス、人材、広告、コンサルティングなど、形のない商品。見せられない分、顧客の課題を理解して価値を説明する力が鍛えられます。
  • 高単価商材|1件あたりの金額が大きい商材。複数の部署や決裁者を巻き込む必要があり、営業として高度な経験を積みやすい領域です。

商談のプロセス

  • リード|見込み顧客のこと。問い合わせ、資料請求、展示会での名刺交換などから生まれます。
  • ヒアリング|顧客の状況や課題を聞き出すこと。営業では、話すことよりこちらが重要になる場面が多くあります。
  • 商談|顧客と具体的な取引について話し合う場。ヒアリング、提案、条件交渉などが含まれます。
  • 決裁者|購入の最終判断をする人。担当者と決裁者が別なことが多く、誰が決めるのかを見極めることが法人営業の要になります。
  • 稟議|社内で承認を回して意思決定する手続き。法人営業では、顧客社内の稟議が通るかどうかが受注を左右します。
  • クロージング|商談の最終段階で、契約に向けて意思決定を後押しすること。
  • コンペ|複数社が競い合って提案し、顧客が1社を選ぶ形式。

営業の数字

  • KPI|Key Performance Indicator の略。目標達成の進み具合を測る中間指標のこと。営業では商談数、提案数、受注率などが使われます。
  • 商談数|一定期間に実施した商談の件数。売上が足りないとき、まず確認したい数字です。
  • 受注率・成約率|商談や提案のうち、実際に契約に至った割合。商談数が足りているのに売上が伸びないときは、ここに原因があります。
  • 顧客単価・客単価|顧客1件(1人)あたりの平均購入額。単価を上げることも、売上を伸ばす手段のひとつです。
  • 歩留まり|各工程で次に進んだ割合のこと。アプローチ→商談化→受注と、どこで落ちているかを見るときに使います。
  • インセンティブ|成果に応じて基本給とは別に支払われる報酬。営業職で年収を伸ばしやすい仕組みのひとつです。
  • 案件管理|進行中の商談を一覧で管理し、それぞれのフェーズや受注確度を把握すること。

営業経験の種類ごとに、何が身につくのかはこちらで整理しています。

4. 市場価値とキャリアの用語

  • 市場価値|転職市場において、自分がどれだけ評価されるか。社内での評価とは必ずしも一致しません。
  • 時価と簿価|市場価値を表す言い方。簿価は社内での評価、時価は市場から見た評価を指します。
  • 再現性|環境が変わっても同じ成果を出せること。「たまたま売れた」ではなく「なぜ売れたかを説明でき、別の場所でもできる」状態です。
  • 汎用性|業界や会社が変わっても使える能力。新規開拓、提案力、数字管理、マネジメントなどが代表例です。
  • 専門性|特定の業界・商材・顧客についての深い知識。汎用性との掛け合わせで、自分ならではの価値が生まれます。
  • ポータブルスキル|持ち運びできる能力のこと。汎用性とほぼ同じ意味で使われます。
  • キャリアパス|その仕事から、どんな役割や職種へ進んでいけるかという道筋。
  • キャリアプラン|自分がどうなりたいかを決め、そこから逆算して立てる計画。役職ではなく「できること」で立てると具体化しやすくなります。
  • キャリアチェンジ|職種や業界を変えること。これまでの経験を捨てるのではなく、新しい専門性を掛け合わせる、と捉えると考えやすくなります。
  • 棚卸し|これまでの経験を洗い出し、何ができるのかを整理すること。転職活動の出発点になります。
  • 言語化|感覚でやっていたことを、人に伝わる言葉にすること。経験があっても言語化できていないと、評価されにくくなります。
  • プレイングマネージャー|自分の数字を持ちながら、チームの管理も行う立場。

市場価値の考え方は、こちらで詳しく解説しています。

5. 会社とお金の用語

  • 売上|商品やサービスを提供して得た金額の合計。ここからコストを引いたものが利益です。
  • 原価|商品やサービスを作るために直接かかった費用。
  • 粗利(売上総利益)|売上から原価を引いた金額。会社が実際に手にする「稼ぎ」に近い数字です。
  • 変動費・固定費|変動費は売上に応じて増減する費用、固定費は売上に関係なくかかる費用(家賃、人件費など)。
  • 販管費|販売費および一般管理費。営業活動や会社運営にかかる費用のことです。
  • 営業利益|粗利から販管費を引いた金額。本業でどれだけ稼げたかを示します。
  • キャッシュフロー|実際のお金の出入り。利益が出ていても手元の現金が足りなくなることがあるため、経営では重視されます。
  • PL(損益計算書)|一定期間の売上・費用・利益をまとめた資料。事業責任者を目指すなら、読めるようになっておきたい書類です。
  • 顧客獲得コスト|顧客を1件獲得するのにかかった費用。広告費や人件費を、獲得件数で割って算出します。
  • 継続率・解約率|契約した顧客がどれだけ使い続けているかを示す数字。SaaSなど継続課金型のビジネスで重視されます。
  • SaaS|Software as a Service の略。ソフトウェアを、買い切りではなく月額などで利用するサービス形態のことです。
  • 人的資本経営|人材を「コスト」ではなく「資本」と捉え、投資対象として考える経営の考え方。
  • ランチェスター戦略|限られた戦力で勝つための戦略理論。中小企業やスタートアップが局地戦で勝つ考え方として使われます。
  • ドミナント戦略|特定エリアに集中して出店・展開し、その地域でのシェアを取る戦略。

6. 職種の用語

顧客に関わる職種

  • カスタマーサクセス(CS)|サービスを導入した顧客が成果を出せるよう支援する仕事。契約を取るのが営業、契約後に伴走するのがカスタマーサクセスです。
  • カスタマーサポート|顧客からの問い合わせに対応し、疑問やトラブルを解決する仕事。
  • キャリアアドバイザー(CA)|人材紹介会社で、求職者の面談・求人紹介・選考フォローを担当する職種。

事業・経営に関わる職種

  • マーケティング|顧客に価値を届け、購入につなげる仕組みを作る仕事。広告、SEO、SNS、コンテンツなど手段はさまざまです。
  • 事業企画|市場分析や事業計画の立案など、事業の方向性を考える仕事。
  • 事業開発|新しい顧客層や市場、パートナーを開拓し、事業そのものを成長させる仕事。
  • 経営企画|会社全体の戦略策定、予算管理、経営会議の運営などを担う仕事。
  • 事業責任者|売上だけでなく利益まで含め、事業全体に責任を持つ立場。
  • CHRO|Chief Human Resource Officer の略。人事領域の最高責任者で、経営視点から人と組織の戦略を担います。

管理・サポート系の職種

  • 人事・採用担当|採用、労務、評価、制度設計など、人と組織に関わる仕事の総称。採用担当は、その中の採用領域を担います。
  • 採用広報|会社の魅力や働く人の情報を発信し、採用につなげる仕事。
  • 営業事務|営業担当のサポート役。見積・受発注、資料作成、顧客対応、スケジュール調整などを担当します。
  • 一般事務|データ入力、書類管理、電話・来客対応など、社内業務を幅広く支える仕事。
  • 総務|備品管理、契約書管理、社内イベント、問い合わせ対応など、会社を裏側から支える仕事。

現場の職種

  • 施工管理|建設現場で工程・品質・安全・原価を管理し、職人や協力会社を動かしながら工事を完成させる仕事。現場監督とも呼ばれます。
  • 生産管理|何を、いつまでに、どれだけ作るかを計画し、生産全体を管理する仕事。
  • 品質管理|製品が基準を満たしているかを検査し、不良の原因分析や改善を行う仕事。
  • 設備保全|工場の機械や設備が止まらないよう点検・修理・改善を行う仕事。
  • 配車担当|物流会社で、ドライバーと荷物、ルートを組み合わせて配送計画を立てる仕事。

7. スキル・資格の用語

  • MOS|Microsoft Office Specialist の略。Word、Excelなどの操作スキルを証明する資格です。
  • 簿記|会社のお金の流れを記録・集計する技能。経理職を目指すなら、日商簿記3級〜2級が目安になります。
  • ITパスポート|ITの基礎知識を証明する国家資格。IT業界へ未経験から挑戦する際の入口として使われます。
  • VLOOKUP|Excelの関数のひとつ。別の表から該当するデータを探して取り出すもので、事務職の求人でよく求められます。
  • ピボットテーブル|Excelの集計機能。大量のデータを、条件別に瞬時に集計できます。

💡 ここだけ押さえておきたいこと

  • 用語は覚えることが目的ではありません
  • 求人票や面接で出てきたときに「意味は分かる」状態になっていれば十分です
  • 分からない言葉があれば、その場で聞いてしまうのがいちばん早い方法でもあります

分からない言葉は、聞いてしまっていい

最後に一つだけ。

面接や商談の場で知らない言葉が出てきたとき、分かったふりをしてしまう方は多いのですが、その場で聞いてしまったほうが、たいてい良い結果になります

「すみません、御社では〇〇をどういう意味で使っていますか?」と聞ける人は、入社後も認識のズレを早く解消できる人だと受け取られます。

この用語集も、覚えるためではなく、記事を読みながら手元に置いておくものとして使ってもらえたらうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次