営業5年目これからのキャリア|営業を続けるべき?35歳までの設計

営業5年目、そして30歳。「このまま営業を続けるべきか」と考え始める人が増えるタイミングです。結論から言うと、30歳だから営業を辞めるべき、ということはありません。見るべきなのは、別のところです。

📌 この記事のポイント

  • 5年目は、これまでの経験を棚卸しして次の5年を考える時期
  • 30代以降は「営業経験年数」より「どんな営業ができるのか」が問われる
  • 営業を続けることで市場価値がどう変化するかで判断する
  • 30代で市場価値を上げるには、難易度・マネジメント・営業以外の能力
  • 35歳は経験をリセットする年齢ではなく、組み合わせて強みを作る時期
目次

営業5年目|これまでの経験を棚卸しする

営業5年目になると、若手ではなく中堅として見られるようになります。同時に、30代以降のキャリアを考え始める重要な時期でもあります。

まず「営業として何ができるのか」を言語化する

新規開拓が得意なのか。大手顧客との折衝が得意なのか。既存顧客の深耕が得意なのか。

自分の強みを言葉にすることが、最初のステップです。

5年目になると、単に「営業経験があります」だけでは差別化しにくくなります。

  • どんな顧客に、どんな商材を、どのくらいの規模で売ってきたのか
  • どんな課題を解決してきたのか
  • 人を育成した経験があるのか
  • 数字を改善した経験があるのか

こうした具体的な経験が、キャリアの価値になります。

次に「その強みをどこまで伸ばせるか」を考える

たとえば——

  • 法人営業の経験をさらに深めて、エンタープライズ営業を目指す
  • 営業経験を活かしてマネージャーになる
  • 営業企画や事業開発へ広げる
  • 業界の専門性を軸に、コンサルティングへ移る

選択肢はいくつもあります。大事なのは、今まで何をしてきたかだけでなく、これから何者になりたいのかを考えることです。

30歳|このまま営業を続けるべき?

30歳になると、営業職としてこのまま働き続けるべきか悩む人が増えます。

ただ、繰り返しになりますが、30歳だから営業を辞めるべきということはありません

重要なのは、営業を続けることで市場価値がどう変化するかです。

続ける意味が大きいケース

30歳から大手法人営業やエンタープライズ営業に挑戦し、より高い難易度の案件を扱えるようになるなら、営業を続けることには大きな意味があります。

担当顧客の規模が上がる。商材単価が上がる。経営層への提案機会がある。マネジメントを任される見込みがある。こうした変化があるなら、今の場所で伸ばせる余地は十分あります。

見直したほうがいいケース

一方で、毎年同じ顧客に同じ商品を販売するだけで、役割も変わらないのであれば、キャリアの停滞につながる可能性があります。

30代以降は、「営業経験年数」より「どんな営業ができるのか」が重要になりますから。

30歳はキャリアの終わりではなく、方向性を明確にするタイミングです。マネジメントを目指すのか、スペシャリストになるのか、営業以外へ広げるのか。ここを決めていく時期だと捉えたいところです。

「営業を続けるか辞めるか」ではなく、「営業経験を使って、この先どんな価値を提供する人になるか」と考えると、選択肢が見えやすくなります。

30代で市場価値を上げるために必要なこと

30代の営業職が市場価値を高めるには、20代と同じように「営業経験を増やす」だけでは十分ではありません。必要なのは、この3つです。

① より難易度の高い顧客・案件

大手企業、経営層への提案、高単価商材、複数部署を巻き込む案件。より複雑な営業経験が市場価値につながります。

② マネジメント

メンバーの育成、目標管理、営業戦略。こうした経験を積むと、個人営業とは異なる市場価値を作れます。

③ 営業以外の能力

マーケティング、財務、データ分析、事業企画。これらを理解していれば、営業だけでなく事業全体を考えられる人材になります。

30代では、「営業ができます」から「営業を通じて事業を成長させられます」へ進化することが重要です。

自分の売上だけではなく、チームや事業にどんな影響を与えたのかを説明できるようになると、管理職や事業責任者など、その先のキャリアも見えやすくなります。

35歳|経験を組み合わせて、自分の市場価値を作る

35歳になると、経験年数も長くなり、企業からは即戦力としての能力だけでなく、周囲への影響力も期待されるようになります。

そのため、「自分が売れる」というだけではなく、「組織や事業にどんな価値を提供できるか」を考えることが重要になります。

代表的な3つの道

  • 営業マネージャー:チームを管理し、営業戦略を作り、組織の成果を伸ばす
  • 営業スペシャリスト:特定業界や大手顧客への営業など、高い専門性を武器にする
  • 事業開発・事業責任者:営業経験を活かして、事業そのものを作り、伸ばす

キャリアチェンジも、不可能ではありません

35歳から大きくキャリアチェンジすることも、不可能ではありません。

ただし、未経験職種へ移る場合には、これまでの経験と新しい職種の接点を明確にする必要があります。「営業をやってきました」だけでは、採用する側が判断できませんから。

💡 ここだけ押さえておきたいこと

  • 大切なのは「35歳だから遅い」と考えないこと
  • これまで積み上げた営業経験を、どの方向に変換するのかを考える
  • 35歳は経験をリセットする年齢ではなく、組み合わせて自分ならではの市場価値を作る時期

年齢ではなく、「何ができるか」で語れるように

5年目、30歳、35歳。どのタイミングでも、問われることは同じです。

あなたは、何ができる人ですか。

この問いに、営業年数ではなく、具体的な経験と能力で答えられるかどうか。

もし今、うまく答えられないと感じたなら、それは悲観することではありません。これまでの経験を棚卸しして、言葉にしていない部分を言語化するところから始めればいいだけです。

そして、足りない経験が見えたなら、次の1年でそれを取りに行く。年齢に関係なく、キャリアはそうやって作られていきます。

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